【着床率を上げる】妊活中におすすめの飲み物ランキング3選|ルイボスティーは本当に良くない?

お茶を飲む女性


ルイボスティーの写真

「妊活中に着床率を上げたい」「飲み物で体を整えられる?」と悩んでいませんか?
ネットやSNSには「ルイボスティーがいい」「カモミールはダメ」など、さまざまな情報が出回っていますが、実際のところはどうなのでしょうか。

本記事では、妊活中に比較的安全性や有用性が期待されている飲み物、そして注意が必要とされる飲み物を整理してお伝えします。

結論からお伝えすると――

✅ 着床率を100%上げる飲み物というものは存在しません。
しかし、抗酸化作用・リラックス作用・温活効果のある飲み物は「妊娠しやすい体作り」に役立ちます。

一方で、糖分過多やカフェインの摂り過ぎは卵子の質や子宮環境に悪影響を与えることもあります。
そのため、飲み物選びはとても大切なのです。


【着床率を上げる】妊活にいい飲み物とは?

妊活に役立つ飲み物には、次のような作用があります。

  • 抗酸化作用:活性酸素を抑え、卵子・子宮環境をサポート
  • リラックス作用:ストレスを和らげ、ホルモンバランスに好影響
  • 温活効果:冷え改善や子宮・卵巣の血流をサポート

この3つを意識して飲み物を選ぶと、自然と妊娠しやすい体に近づけます。

代表的な飲み物は以下の通りです。

  • ルイボスティー(抗酸化・ノンカフェイン)
  • 黒豆茶・タンポポ茶(温活効果)
  • ミント系や花系のハーブティー(リラックス・血行促進)

【着床率を下げる可能性も?】妊活中に注意が必要な飲み物

コーヒーやエナジードリンク、ジュースの画像

反対に、妊活にマイナスになる可能性がある飲み物もあります。

  • 糖分の多いジュース・清涼飲料水
     果糖ぶどう糖液糖などを含む飲料は血糖値を急上昇させ、卵子の老化を促進する可能性があります。
  • カフェインを多く含む飲料(コーヒー・エナジードリンク等)
     1日200mg以下の摂取は大きなリスクが低いとされますが、過剰摂取は妊娠率の低下や流産リスクを高める可能性があるため注意が必要です。
  • 一部のハーブティー(カモミール・フィーバーフューなど)
     子宮収縮作用が指摘されており、妊娠中は避けるよう推奨されています。妊活中も過剰摂取は控えるべきです。

【妊活女性におすすめ】飲み物ランキング3選

ルイボスティー|抗酸化力で卵子の質を守る

  • ポリフェノールが豊富 → 卵子の老化防止
  • 鉄分・ミネラルが豊富 → 貧血予防に役立つ
  • ノンカフェイン → 妊活中でも安心

ただし、妊娠後期に過剰摂取すると胎児に影響が出る可能性があるという報告もあるため、妊活中は適量を意識しましょう。


ハーブティー(ミント・ラベンダー・レモングラスなど)

ハーブティーの写真
  • 清熱効果 → 生理痛が重い人や体温が高めの人におすすめ
  • リラックス効果 → ストレス緩和・自律神経を整える
  • コンビニや無印でも購入可能

※ただし、カモミールやフィーバーフューは妊娠中は避けるべきとされています。


黒豆茶・タンポポ茶温活&血流改善

たんぽぽ茶のイメージ
  • 血流改善 → 子宮の働きをサポート
  • 冷え対策 → 卵子や子宮環境を整える
  • 抗酸化作用 → アンチエイジング効果

温活をしている妊活女性に特におすすめです。
「タンポポコーヒー」も同じくノンカフェインで人気があります。


【よくある質問】妊活中の飲み物Q&A

Q1. カモミールは妊活中に飲んでもいい?

     → 妊活中は問題ないとされますが、妊娠中は子宮収縮作用があるため控えましょう。

Q2. ルイボスティーは本当に良くないの?

     → 妊活中ならおすすめ。ただし妊娠後期に飲みすぎるのは控えましょう。

Q3. ココアは妊活に効果的?

     → 温活には良いですが、糖分・カフェインを含むため「1日1杯程度」に控えるのが安心です。

Q4. 無印で買える妊活におすすめの飲み物は?

     → 「黒豆とルイボスのお茶」など、ノンカフェイン・無糖の商品がおすすめです。


【まとめ】妊活中の飲み物選びが着床環境を整える

  • 妊活中におすすめ:ルイボスティー、黒豆茶、タンポポ茶、リラックス系ハーブティー
  • 避けたい飲み物:糖分過多のジュース、カフェイン過剰摂取、妊娠中の一部ハーブティー
  • ポイントは「抗酸化・リラックス・温活」

飲み物一つで着床率が劇的に上がることはありませんが、日々の選択が少しずつ妊娠しやすい体作りにつながります。

無理のない範囲で、ぜひ日常に取り入れてみてください。


参考文献


タイトル概要/利用できる点URL
不妊治療中にカフェインは摂取してよいのでしょうか? — 小塙医院カフェイン摂取と流産・不妊治療アウトカムを観察研究をもとに解説。https://www.ivf-ibaraki.or.jp/20200930/3771.html (茨城県小美玉市の不妊治療・婦人科 小塙医院)
ルイボスティー ‐ 塩塚産婦人科ブログルイボスティーがノンカフェインである点と、妊娠後期の過剰摂取リスクについて明記。https://shiotsuka.jp/blog/%E3%83%AB%E3%82%A4%E3%83%9C%E3%82%B9%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%BC/(塩塚産婦人科)
ルイボスティー摂取により胎児動脈管早期収縮をきたしたが症例報告。妊娠中に大量にルイボスティーを摂っていた例で、胎児動脈管収縮が観察された。記事でのリスク記述に対応。https://webview.isho.jp/journal/detail/abs/10.24479/J00621.2020372807 (医書ジェーピー)
「ルイボス」危険情報:被害事例 ‐ 日本メディカルハーブ協会日本国内での被害事例を報じており、「妊婦」でのリスクを強調。https://www.medicalherb.or.jp/archives/165897 (日本メディカルハーブ協会)
カフェイン摂取と日常生活 — 妊婦、胎児、乳幼児、小児への影響(栗原久)PDF形式のレビュー。妊婦・胎児へのカフェイン影響をまとめた資料で、1日200mg目安など言及あり。https://www.tokyo-fukushi.ac.jp/introduction/research/images/bulletin/bulletin07_02.pdf (東京福祉大学)
妊婦がルイボスティーを飲んでも大丈夫?効果と注意すべき点妊娠中の安全性・リスクについて整理。妊娠中期以降の注意点なども書かれている。https://www.nipt-clinic.jp/column/rooibos/ (NIPT(新型出生前診断)の平石クリニック)
卵子の若返りにルイボスティーは有効? — 六本木レディースクリニック抗酸化・卵子保護効果の可能性を紹介。記事内で「期待できる効果」説明時の根拠として使える。https://www.sbc-ladies.com/column/ninshin/3785.html (体外受精・不妊治療の専門病院なら六本木レディースクリニック(東京都港区、豊島区))
不妊治療中、男性はコーヒーの飲み過ぎに注意 — CareNet男性のカフェイン飲料摂取と体外受精・出生率との関連を報じた調査の概要を掲載。男女両側面からの記事補強に。https://www.carenet.com/news/general/carenet/60306 (CareNet.com)